Shosetsu Yasei Jidai Vol. 86 (2011-1) (Kado Kawa Bungei Mook)

【特集】 80年代が青春だった! 「スカの時代」「軽薄短小」と言われながらも、新しくて個性的な文化に、僕たちは夢中だった。小説、マンガ、映画 etc・・・。思い出の「80年代」へ、ようこそ。 ・小説(王道系)仲俣暁生 古い文学が終わり、新たな文学が始まった時代 ・マンガ(王道系)南信長 明るく軽い"ラブコメ的青春"にあこがれて ・映画(80年代前半)渡辺祥子 いまや大物となった監督・俳優が多数生まれた80年代前半 ・邦楽 田家秀樹 "青春"そのものだった80年代のJ-POP ・アイドル(王道系)吉田豪 80年代アイドル文化の栄枯盛衰 ・ゲーム 有野晋哉(よゐこ) それ、『む』やなくて『す』やないか? ・ESSAY 高橋利幸(高橋名人)あの頃、僕しか知らない子供たちの顔があった ・80年代キーワード「政治・社会編」 【新連載小説】 ・朝井リョウ 「星やどりの声」 大注目の新鋭が挑むのは「家族」の物語。誰にも言えなかった長男の悩みとは――。 ・江國香織 「はだかんぼうたち」 いたって自然に、だが躊躇なくぶつかり合う独身女性、既婚者、その恋人たち。 ・小池真理子 「二重生活」 気まぐれから中年男性を尾行した私は、恋愛のもうひとつの扉を開いてしまう。 ・島本理生 「オクターヴを駆け抜けて」 ここは銀の匙学園。親と一緒に生活できない子供が暮らす場所――。 ・山本文緒 「なぎさ」 仕事でもなく恋愛でもなく。海辺で静かに暮らす30代女性の幸せの在処とは。 ・冲方丁 「光圀伝」 予告篇 ついに始動! 本篇の読みどころを余すことなく盛り込んだ、冲方流"水戸光圀"の全貌が明らかに。 ほか