Kimi no Kakera 1 (Shonen Sunday Comics)

高いカベに囲まれ、ただ雪に埋まって死んでしまうことを待っているそれだけの国。そんななかで、必死に輝きを見つけようとする少女・イコロと、記憶をなくした少年・シロの冒険物語。 「いいひと。」「最終兵器彼女」の高橋しん先生による少年誌初登場作品、待望の第1集。『少年サンデー』連載時の作品を、読みごたえ満点の120ページ加筆再構成!! あらすじ 四方を高い壁に囲まれた夜の国。気温は常に零度以下で、休みなく雪が降り積もる氷の国。イコロは、そんな閉ざされた国の王女だ。この国には、戦いの民である戦族(いくさぞく)と、陰謀にたけた政族(まつりぞく)という二つの部族がある。ある日、戦族の一味が、王家に伝わるといわれる「ヒトガタ」という宝を狙って、イコロを襲いに来た。そこに現れたのが、自分の記憶をなくしてしまった1人の少年。彼はイコロを助け、二人で太陽を探すための旅に出る(第1章)。 登場人物 イコロ(王家の長女。もうじき13歳。一度も笑ったことがない表情の欠けた子)、シロ(過去の記憶をなくし、自分の名前も思い出せない少年。髪の毛が白いので、イコロによってシロと名付けられた) 執事シャー(イコロを厳しくしつける祖母)、マタク(イコロの弟。目が見えない)、クロ(王家に代々伝わる愛玩人形。口数が多い)