Sekai 2012 June Issue

[特集] ●沖縄「復帰」とは何だったのか ◇<再併合に抗う>みずからつくり出した矛盾に向き合う──40年目の感慨 /新川 明 (ジャーナリスト) ◇インタビュー 「フロントライン」沖縄が逆照射する日本 /澤地久枝 (ノンフィクション作家) ◇<真の安全保障とは何か>沖縄「問題」の深淵──むき出しになった差別性 /山田文比古 (東京外国語大学) ◇<米軍再編>日米軍事力の一体化を見つめる沖縄──米国防新戦略と日本 /西山太吉 (ジャーナリスト) ◇<「68年体制」を超えて>交差する迷彩色の10日間と「復帰」40年 /仲里 効 (映像・文化批評家) ◇<沖縄という鏡>接合と剥離の40年──困難な「復帰」のなかの「自立」の兆し /西谷 修 (東京外国語大学) ◇<検証>40年にわたる政府の沖縄振興は何をもたらしたか ──いま問われる依存から自律への脱却/前泊博盛 (沖縄国際大学) ◇<消える街>郊外化と植民地化の狭間で──節目の年に浮かび上がる沖縄 /新城和博 (「ボーダーインク」編集者) ◆グアム移転見直しで浮上する米軍のフィリピン回帰 /加治康男 (ジャーナリスト) ◆「3.11」──日米核同盟の"帰結" 福島第一原発事故と核密約問題 /太田昌克 (共同通信) ◆市民の常識と原発再稼働──安全は誰が判断するものなのか /井野博満 (東京大学名誉教授) ◆原発は仏の道とあいいれない /河野太通 (全日本仏教会前会長) 《新連載》 ・ハルモニの唄 在日女性の戦中・戦後 第1回 小さな労働者/川田文子 (ジャーナリスト) ◆連動する東アジア、問題としての朝鮮半島 /白永瑞 (延世大学) ◆詩 言わねばならぬ /ギュンター・グラス (作家)、訳・解説=三島憲一 (東京経済大学) …ほか