ウジャマー社会主義の破綻から経済自由化へと向かい、独立50周年を迎えるタンザニア。「移ろいゆく国家」に生きる民衆にとって「国」とは、そして「援助」とはいったいどんなものなのか。歴史研究でアフリカへ渡り日本とタンザニアを繋ぐ会社を立ち上げた著者が、26年におよぶ暮らしのなかからタンザニア社会を描き出す。