大正12年。自らの魅力を自覚し、社交界の華として名だたる男性たちと浮名を流す咲久子。一方、有能な婦人記者として、女性の地位に強い関心を抱く卯乃。関東大震災を経て、ふたりの運命も大きく揺れる。卯乃が選んだ新しい生活とは、そして咲久子の胸に秘められた野望とは…!?