インドで仕事をする日本人ビジネスマンの発見、遭遇、呻吟の日々。財閥オーナーに新興成金、高級官僚に中級公務員、マネージャーに秘書、弁護士に会計士、博物館長に山賊の頭領、等々に日本人がからむことになった時、インド人の思考回路が同胞とは異なっている、と思い知らされることになる。観光案内でも旅行記でもない、偉人伝でもない、現代インドの一断面を小説風にスケッチした作品集。インド在住の時事批評マンガ家によるイラスト人物点描つき。