「ねこじゃら神社」といって、木でほられた、まねきねこが、神さまとしてまつられていました。ほんとうにこまったとき、さんまのひらきか、あじのひらきをおそなえしたら、ねがいを聞いてくれるらしいのです。ただし、ねがいを聞いてくれるのは、満月の夜だけ。おまけに、ねこまんさをおこらしたら、ねこにされてしまうといいます。だから、子どもたちは、妖怪だとうわさしていました。たくやのねがいを、ねこまんさは、聞いてくれるでしょうか。小学中級から。