平安時代から、ミミヲキリ-の悪地頭の時代をへて、江戸時代、後世に残る製紙業(保田紙)を立ち上げ、潅漑につとめた笠松左太夫の業績と生涯を、地域に残る貴重な古文書を通して概観。日本の村落に生きた庶民の姿が鮮やかに甦る歴史読みもの。