ここ数年で国際財務報告基準(IFRS)をめぐる動きが大きく変化している。すでにIFRSの全面適用を表明しているカナダや韓国、また、IFRS適用へのロードマップ(最終案)を公表した米国の動向から、日本においてもIFRSに基づく財務諸表の作成が現実味を帯びてきた。本書は、各セクションの冒頭にポイントおよび国際財務報告基準と日本基準との主要な差異を記載することによって、学習するうえでの論点を明確にした。設例を設けることによって、各セクションの理解を深め、実務でも役立つものになるように構成されている。