そこに描かれていたものは、かつて後藤が小学校四年生のときに描いた「かたぐるま」に酷似した絵であった。父親に肩車をしてもらった息子が、木に止まっているセミを網で捕まえようとするが、そのセミは逃げてしまう。後藤の描いた絵を参考にぼくが描き直したのだ。ただし、タイトルは「かたぐるま」ではなくて「八一の夏」と書かれている。95%の金か、残りの5%か?敗者復活を賭けた男たちの絆を描いた傑作エンターテインメント。