帝国の記憶を隠蔽し「共感の共同体」を捏造する日米の映画からNHK番組改ざん問題までを精緻に分析。「米国の傀儡としての天皇」など、戦後から現在に至る"帝国"とナショナリズムの結託を明るみに出し、歴史的責任をめぐる新しい倫理を構想する。