「ウッドケミカルス」の可能性として、プラスチックス、合成ゴム、非セルロース系繊維などが、木材を中心とした生物資源から基本的に製造可能であるとされながら、現在でも、既にシステムの完成した「ペトロケミカルス」製品に比較してコスト、品質・性能的に問題を抱え、従来品の代替品の域を越えていない。本書では、関連分野の第一人者による最新の研究動向を取りまとめた。