宮崎吾朗監督が映画のために描いたイメージボードと10編の詩で構成した詩画集。―今見直してみると、あまりに拙く、恥ずかしいような絵ばかりなのです。それでも映画「ゲド戦記」の出発点はここにあったのだと思うと、初めての経験を前に妙に興奮したような、新鮮な気持ちを思い出します。― (あとがきより) ゲドとアレンの旅を連想させる、濃密な48頁。「テルーの唄」ほか収録された詩は全て曲が付けられ、『ゲド戦記歌集』としてCD化されている。