1980年代半ば以降30年にわたる「雇用改革」は、雇用関係をどのように変え、社会的不平等と排除のパターンにどのような影響を与えたのか。「産業的シティズンシップ」に着目し、日本の正規雇用と非正規雇用の格差拡大のメカニズムを一貫した論理で鋭く追究する。