本書は、国際自動車事件最高裁判決をはじめとする本書第1版刊行以降の多数の重要裁判例について詳細な分析を行い、また民法改正(消滅時効、遅延利息)及び労基法改正(割増率、消滅時効、付加金の除斥期間)等近時の法改正や通達についても解説するという形で、本書第1版を大幅に加筆修正したものです。また、第1版で解説した基本的な事項とともに、固定残業代制、変形労働時間制、フレックスタイム制、裁量労働制等にも言及し、割増賃金「全体」の諸問題についても解説しています。