ハイデガーの主著『存在と時間』のうち、最大の難所として、専門の研究者さえ敬遠しがちであったその第2篇を一歩ずつ丁寧に読み解いていく試み。二〇世紀最大の哲学書の難関に果敢に挑み、新しい統一的な理解をめざす。