1919年2月8日、帝都・東京で、朝鮮人留学生たちによって道破された「2・8朝鮮独立宣言」。その100周年を記念して東京と大阪で開催されたシンポジウムの記録と、事前におこなわれた連続講座の内容を完全収録。宣言を主導した留学生たちのネットワーク、当時の植民地統治のありよう、ジェンダーへの視点などを考究し、いまも尽きせぬ宣言の力と今後の課題を浮き彫りにする。