2012年に19歳で、2kgもの巨大な肝臓がんを患い、「余命半年」宣告を受けた山下弘子さん。がんの転移・再発があっても、治療方法が絶たれても、誹謗中傷を受けても、生きる希望を失うことなく、全国で講演を続けながら、数多くの人たちに生きることの大切さを伝えてきた彼女が綴った書籍を文庫化。本書は2018年3月に旅立った彼女が、命をかけて伝えようとした幸せへの決意、全力で生きた証である。