天正十二年。秀吉と戦った、大名でも、侍でも、ない男たちがいた―根来の若き忍び・林空は、総帥・根来隠形鬼に呼び出され「秀吉を討て」と命じられる。同じく命を受けた根来の刺客たちが、秀吉を襲撃するが、甲賀忍者・山中長俊らの鉄壁の守りに阻まれていた。そんな中、仲間の叡海や俊念とともに出立した林空は、家康との合戦のため進軍中の秀吉を銃撃しようとするが...。時代小説の若き旗頭が放つ、手に汗握る忍者活劇。