徳島を舞台とした「小松島事件」では圧倒的な勢力を見せつけた山口組。ライバルの本多会にも勝利し、全国制覇への態勢を固めていく。その一方、手つかずのまま残されていた課題もあった。本拠地・神戸に隣接する日本第二の都市・大阪の制圧である。やがて、反・山口組勢力として滲透していた「明友会」との対立が深まり、大抗争事件に発展する。