家族の借金を返済するため、田舎を出て、町へ働きに来たルーリィ。思うようにお金が稼げず、いっそ身売りしようかとしていた矢先に紹介されたのは―とある薬師の使用人のお仕事。しかしご主人様は、いつでもどこでも、恐ろしいほど不嫌機だった。おまけにこの家にやって来る方々は、見た目は美しくも、どこか珍妙な方たちばかりで―不器用で愛情表現ができない強面男と、前向きな苦労症の娘が紡ぐ、ピュアラブストーリー。