超人気ベストセラーの文庫版シリーズ、いよいよ10巻に。
大人には予測不可能なボケを連発する3姉妹に、母の愛のツッコミがますます冴える。好評の文庫版もいよいよ10巻。あのまんま小僧だったチーも、「しんじよーない(信じられなーい)」などとおしゃまなことを言うようになりました。でも「タヌキはなんてなくの」と聞かれて「たぬたぬ」と予想外の答えで母をあきれさせるのも相変わらず。「いーでそべつに」のせりふで人気の次女スーは、いつものようにわけのわからない一人遊びに夢中。長女フーのおっぺけぶりも健在ですが、今回は毎日もくもくと逆上がりを練習しとうとう一人でやりとげ、母をジーンとさせる一幕も。すっかり人気キャラクターになったばあばは「私は嫌いなものがないから、食わず嫌い王に出たら困るわね」とおかしな心配するなど持ち味全開。解説は、発達心理学の講義に「うちの3姉妹」をとり入れている大学講師の永盛善博さん。