大垣内歩はクラスメイトが消えて騒ぎになっていたときも、まるで興味がなく自分には関係ないことだと思っていた。しかし、ある日の放課後。学園一の美少女・赤糸と特異な時間をすごしたことで歩の世界は動き始める。その晩、赤糸と電話で話していると、彼女の「遊びましょう」の一言を最後に歩は意識を失う。目が覚めると巨大な病院にいることに気づく。突然の状況変化に戸惑う歩は声に導かれるまま部屋に入ると、そこには綺麗に畳まれた着ぐるみがあった―。『他者とわかりあうこと』それを知るための物語が今、始まる。