グウェンは生後3カ月になる娘を女手一つで育てている。娘の父親にあたる男は姿を消してしまい、頼れる人は誰もいない。自らの力で生きていくことを心に決め、グウェンは秘書として、世界的大企業の会長であるドリューのもとで働き始めたが…(『クリスマスツリーに願いを』)。ボストンの広告会社に勤めるジルは、不本意ながらも、地元のコミュニティセンターで催されるパーティの担当者になった。打ち合わせの際、センターの所長オリバーから激しい敵意を示され、ジルは頭を抱えた。私の未来がこんな人に左右されるなんて(『愛は宿り木の下で』)。