若き日の問題作『悲劇の誕生』から最晩年の『道徳の系譜学』や『ヴァーグナーの場合』まで、ニーチェの全著作を膨大な遺稿群も含めて隅々まで踏破し、ニーチェ思想のたどり着いた「偶然としての歴史」の方法論と射程の全貌を、大胆な理論構成と緻密なテクスト読解によって描きつくす。