幼い頃のトラウマで、人間を『もの』としか見ることができなかった如月巳波だが、同居人の元極道・尾崎一雅が敵対する組織に命を狙われながらも死の淵から蘇ったことから、彼を"この世でただ一人の人間"と認識し、恋人として結ばれた。初めての感情に戸惑いつつも尾崎との平穏な日々を過ごす如月。だがそんな中、尾崎を再び極道の世界へ引き戻そうとする男が出現し…。書き下ろしSSを収録しての文庫化。