フェンダー・ローズに愛された男、INO hidefumiによる最新作。本人のボーカル曲の解放、波打つ美しいメロトロン・サウンドの導入、電子音楽、ひとり多重コーラス、自身の抱える4人編成のバンドサウンドなど、これまでの作品やパノラマなライヴ活動が凝縮されたアルバムとして結実。はっぴぃえんどやティンパンアレイのメンバーとして在籍し日本を代表する音楽家、鈴木茂氏が2曲参加。近年ライヴ活動を共にしている鈴木茂の職人的ギター・サウンドとINO hidefumiの記名性の高いロマンティシズムの色彩が融合し、男泣きしそうなハードボイルドで独特なポップネスがフィルム・ノワールのような後味を残し心に染み入る。目に見える現実を飛び越えて、あらゆる感情が解き放なたれた未来への希望溢れる11篇52分13秒。