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2020年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が市場に大きな影響を与えた。1回目の緊急事態宣言下では、多くの消費者が外出自粛する中、家で楽しめるデジタルコンテンツのニーズが高まった。年度後半はやや落ち着いた状態となったが、人々のライフスタイルが大きく変化し在宅時間や可処分時間は増加。さらには、外食や旅行の機会が減少し、リアルイベントへの参加が制限される中、消費者の支出先もネットコンテンツへ移行し、巣籠消費として市場は拡大した。 作品面では、社会的大ヒットとなった『鬼滅の刃』の貢献が2019年度に引き続き大きく、紙のコミックスが品切れになったことも電子コミックの売上増につながった。映像化作品やテレビドラマ化された電子書籍ストアオリジナル作品のヒットも多く市場拡大に寄与している。 また、マンガアプリをメインに、スマートフォンで動画やゲームなどを楽しんでいた層など、必ずしもマンガ好きでないユーザーの取り込みも成功している。 本調査報告書は、このような電子書籍市場について、市場規模分析や各関連プレイヤーの動向、国内及びアメリカの電子書籍分野で理解すべき最新動向、ユーザーの電子書籍の利用動向など多角的に分析している。なお、ユーザー調査においては、スマホユーザーを対象とした電子書籍の利用率調査、電子書籍利用者に限定して利用実態を聞く調査の二本立てとなっている。この一冊で電子書籍ビジネスを網羅的に理解できる調査報告書となっている。なお本調査報告書は、電子書籍販売ストア、取次、出版社への取材、ユーザーへのアンケート調査等をまとめたものである。本調査報告書は電子書籍ビジネス黎明期の2003年に第1号目を発行し、今年で19目を迎える。