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一五〇〇年前、食物を器に三つずつのせていた、弥生、鎌倉・室町、江戸時代には、犬を盛んに食べていた、岡山の弥生遺跡でお匙が二〇本近くもみつかった、という三つの新しい考古学的事実の紹介から始めます。 考古学は、日本の食について次々に新しい話題を提供しています。紹介したいことは続出しています。しかも、私は、魚や貝など、日本の食の花形について、まだとりあげていないのです。 この書物は、味の素食の文化センターの『VESTA』誌に書いたものをはじめとして、食や食器について今まで書いてきたものをまとめたものです。その初出一覧は巻末にかかげました。ただし、もとの文章にやや手を入れたり移動したりした部分があります。(「まえがき」より) 初出一覧 * 第一章2 ニワトリ 「ニワトリとプタ」佐々木高明編『農耕の技術と文化』集英社、一九九二年。 * 第二章 「煮るか蒸すか「飲食史林』第七号、飲食史林研究会、一九八七年。 * 第七章3 一」み 「ごみの考古学」文藝春秋編『エッセイで楽しむ日本の歴史』上、文彗春秋、一九九二年。 * 終ヽ 二早 「コメと日本人「週刊金曜日」 九九二年一二月二日号。 * その他 「食からみた日本史三~一五一回『VESTA』創刊号~第一八号、味の素食の 文化センター、一九八九~一九九四年。 目次 目次 まえがき 序章 日本の食 1 現在・過去・将来/2 「料理」の起源 第一章 豚・鶏・茸・野菜 1 ブタ/2 ニワトリ/3 キノコ/4 漬物・ウリ・カブ 第二章 米と塩 1 コメ――揺れに揺れる古代米/2 藻塩と塩田 第三章 煮るか蒸すか 1 縄紋・弥生時代の煮炊き/2 鍋と蒸器 第四章 肉食と生食 1 食物と心臓/2 生の肉/3 老齢と肉食 第五章 箸と茶碗 1 箸の起源/2 食器を三つに分ける――共用器・銘々器・属人器 第六章 食とからだ 1 栄養と健康/2 腸の長さ 第七章 犬・氷・ごみ 1 大・鼠/2 氷/3 ごみ 第八章 最後の始末 1 古代・中世のトイレ/2 藤原京のトイレ/3 トイレからの発想 終章 米と日本人 参考文献 図表一覧 初出一覧