パーティの夜、王女アンは沈んでいた。父の容態が思わしくないのだ。彼女を優しくダンスに誘ったのは、首相の息子サム・ボールドウィン。今日もすばらしくハンサムだ。踊るうち涙ぐんでしまったアンは心の支えがほしくて、部屋まで送ってくれた彼と一夜を共にした。三カ月後、アンは妊娠の事実をサムに告げられず悩んでいた。サムが責任を感じてアンと結婚し、王室の一員になれば法律によって、彼の政治家になる夢は絶たれてしまう。それに、あの夜私は彼に嘘をついた......。けれど兄妹たちに諭され、ようやくアンは打ち明ける決意をした。「マスコミには、きみとぼくは友達だと思ってもらうしかないな」サムの答えは、アンのかすかな希望を打ち砕いた。■ミシェル・セルマーのロイヤル・ミニシリーズ〈愛の国モーガンアイル〉の関連作です。D-1450「恋を夢見る白雪姫」で幸せをつかんだルイーザの双子の姉アンが、想いを寄せる男性と夢の夜を過ごします。いつもは冷静なアンの灼熱の恋のゆくえは......?