優れた功績を上げる人々は、さらなる改善を目指してたゆまぬ努力をするなど、並外れたスタミナを持ち合わせている。このような人を、筆者たちは「やり抜く力」があると表現する。やり抜く力は、情熱と粘り強さという2つの重要な要素でできている。情熱は、自分の仕事に対して湧き上がる興味やパーパスから生まれるものである。そして粘り強さは、逆境に直面した時の回復力や、持続的な改善にひたむきに打ち込む力に表れる。本書は、優秀な人材が集まり、チームワークに多くを依存する医療業界を例に「組織のやり抜く力」がどのように発揮されるのかについて論じる。

*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。