『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』に続く、佐藤泰志の小説の映画化4作目。監督を務めたのは、『Playback』『THE COCKPIT』など意欲的な作品を制作してきた新鋭・三宅唱。原作の骨格はそのままに、舞台を東京から函館へ移し、現代の物語として大胆に翻案した。語り手である「僕」を演じるのは、『素敵なダイナマイトスキャンダル』の柄本佑。友人・静雄役は、若手実力派俳優の染谷将太。ヒロインには『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で数多くの賞を獲得した石橋静河。――函館郊外の書店で働く「僕」と一緒に暮らす失業中の静雄。「僕」と同じ書店で働く佐知子が加わり、3人は、夜通し酒を飲み、踊り、笑いあう。だが微妙なバランスのなかで成り立つ彼らの幸福な日々は、いつも終わりの予感と共にあった・・・。函館の街の匂い、夏の光をそのままに映し出し、若手実力派俳優と新鋭監督がつくりだした、今を生きる私たちのための青春映画。