「鈴ねえを甲子園に連れてってやる!」という6年前の誓いを胸に、都立あおい坂高校に入学した北大路輝太郎。かつて誓いを立てた仲間たちと共に、超弱小チームが高校野球史に伝説を刻む!!
あお高、勝利目前でまさかのエラー! 延長戦に突入した準決勝。キタローと松江、意地の投げ合いを制するのは…!?

<あらすじ>
大阪代表・淀宮との準決勝は、キタローと松江の息詰まる投手戦で終盤までゼロ行進。だが8回裏にあお高が1点をもぎ取り、9回表・淀宮の攻撃は二死二塁で4番・桜木。あと1人で決勝という局面に、あお高ナイン……中でもこの大会を最後に、騎手を目指すため野球を辞める右京は様々な思いをめぐらせていた。そして迎えたフルカウント、運命の一球の行方は?(第191話)

<登場人物>
北大路輝太郎(都立あおい坂高校[あお高]1年。鈴緒のいとこ。珍しい左のサブマリン投法の使い手)、菅原鈴緒(あお高の教師で野球部監督。輝太郎達に野球を教えた元帝都六大学リーグのアイドル選手)
柴田伸之助(あお高1年。ショート。50m5秒台の俊足)、小林虎鉄(あお高1年。ファースト。パワーヒッター)、松方雅治(あお高1年。キャッチャー。チームの頭脳)、梅宮右京(あお高1年。セカンド。守備のスペシャリスト)、今井勇(あお高3年。サード。キャプテン)、瀬川恵(あお高3年。レフト)、大仏大(あお高2年。ライト)、飛田日斗(あお高2年。センター)、千葉千秋(チアリーディング部1年。キタローに恋心を抱いている…!?)、松江潤(大阪代表・淀宮のエース。決め球はフォーク)、皆方(淀宮のコーチ。鈴緒の大学時代の先輩)