一九八一年、サブカルチャー勃興期の渋谷。伝説の"自販機雑誌"『HEAVEN』の編集長が、香山リカの出発点だった。「新人類」「ニューアカデミズム」「テクノ」「ニューウェーブ」「スキゾキッズ」など、数々のキーワードを生み、多くの才能を排出した八〇年代サブカルチャーの現場を描く、おしゃれ・キュート・アヴァンギャルドな八〇年代クロニクル。「ニューアカデミズムの旗手」中沢新一氏との対談『「ニューアカ」と「新人類」の頃』も合わせて収録。