日本人は古来、心のありかたを仏像に託して表現してきた。単なる鑑賞にとどまらない、深い理解のために、私たちは仏像の造型から何を読みとることができるのか。本書は、釈迦から大日まで4種の如来像、観音から地蔵まで4種の菩薩像に明王像と諸天像を加えた10の類型別に、造型のあり方とその背景にある思想を徹底解明する。日本精神史研究の先駆的な試みと評され、50年以上にわたるロングセラーとなったNHKブックス『仏像』と『続 仏像』を、1冊にまとめて読みやすくし、写真版も大刷新した決定版。