超絶歌下手男子・蒼山礼人。ロックバンドの甲子園での優勝を目指す彼が出会ったのは、魔法の歌声を持つ『ひきこもり姫』・灯坂遙奈だった。過去のトラウマから周囲との交流を避ける彼女に、礼人は諦めずに声をかけ続ける。「灯坂が歌ってくれたら、絶対すげぇライブができる」「...本気で言ってますか?」「本気も本気だけど―俺はさ、人間はなりたいものになれるって思うんだ」。第11回小学館ライトノベル大賞でガガガ賞を受賞!何者でもない少年少女たちが叫ぶ、不器用だけどまっすぐな青春ロックバンドストーリー開演!!第11回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作。