昔は陸上選手だった安城ふみえ80歳は、脳梗塞がきっかけで車いす生活になる。介護する夫雄一郎の負担を減らそうと、おむつを使うようになるが、普通に排泄しているのに、おむつからおしっこが漏れてしまう。尿取りパットを重ねればいいのか。それともおむつを違うタイプにすればいいのか。試行錯誤するものの、漏れは止まらない。明るかった夫婦は、次第に経済的にも、精神的にも追い詰められてしまう。もう介護ホームに入る、そう決意したふみえの前に「おむつフィッター」を名乗る謎の女性が現れた!! ――介護漫画の第一人者、日本漫画家協会賞大賞受賞の著者が、生活から切り離せない排泄に切り込む。