歌手、音楽プロデューサーとして大成功を収める著者を突然襲った「喉頭癌」という病は、一番大事にしてきた声を奪い去った……。

本書では、声帯摘出に至るまでの壮絶な日々、闘病を支えてくれた家族のこと、平坦ではなかった歌手人生、プロデューサーとして思うこと、そして、声を失って歩き始めたばかりの新しい人生について──そのすべてを、格好つけることなく赤裸々に綴っている。 歌手として、父として、どんな逆境をも肯定し、迷いながらも前を向いて進む姿勢は、どんな境遇の人にも、明日を生きる力を与えてくれる。思いも寄らない事態に直面したとき、人は何を捨て、何を選ぶのか──究極の生き方論!