内容紹介

「こいつで呪いを注入する...」 村の秘祭で使われた鬼の面と木刀。それに宿る怨嗟の因縁とは...? 陰鬱な闇から滴る怪と命の水音。暗黒ゆえに引き込まれる実話怪談!

町の観光名所を探していて辿り着いた山奥の洞窟神社。だが、そこには呪いの絵馬がずらりと...「減らない絵馬」、初潮を迎えるまで女子は赤いものを身に着けてはならない―家のしきたりを破ってしまった長女は...「唇と爪先」、廃墟マニアの二人組が忍び込んだ二階建ての家屋。ベッドの上に放置されていた拘束衣にふざけて袖を通した男は...「縛る」、差別を色濃く残した村の秘祭。祭りで鬼役を担っていた若者は村を出て、積年の恨みを晴らすべく復讐を始める...「無差別」他、無間地獄の如く救いのない闇が広がる怪談実話全40話収録!

著者について

つくね乱蔵(つくね・らんぞう) 福井県出身。第2回プチぶんPetio賞受賞。実話怪談大会「超‐1/2007年度大会」で才能を見いだされデビュー。内臓を素手で掻き回す如き厭な怪談を書かせたら右に出る者はいない。主な著書に『恐怖箱 厭怪』『恐怖箱 厭鬼』『恐怖箱 厭魂』『恐怖箱 絶望怪談』『恐怖箱 万霊塔』、その他主な共著に「怪談五色」シリーズ、「恐怖箱トリニティ」シリーズ、『アドレナリンの夜』三部作、ホラーライトノベル『僕の手を借りたい。』などがある。