美琴は兄の急逝によって敵対するいけばな流派・和達流家元新樹のもとへ嫁ぐことに。笙風会家元の娘として華を学んできたと自負していた美琴だったが、新樹の型にはまらない自由ないけばなの前では何も表現する術を持っていないことに気づき愕然とする...。一人の女性がいけばなを通して自身と向き合い、美しく花ひらく様を描く。表題作を含む全3編を収録。