「私たちはゆっくりと滅びに向っている」 都会で暮らし始めた3人の男女、結女、尾白、狩矢。食事に困ることは無くなったが、毒を含んだ都会の全てが、3人の体を蝕んでゆく。山の家に帰りたい――さめざめと泣く結女に、狩矢は「山はないんだよ、結女」と諭す。そう、彼らは山の...。第一話『鳥』。切なさ溢れるミステリー短編集。