身体を引き裂くような痛みとともに訪れるエクスタシー......それは人魚が“人間の女”になる儀式。ティファニー・ライスが贈る、エロティカ短編第2弾!NYの闇の帝王キングズリー・エッジが所有する、秘密の会員制高級ナイトクラブ〈ファゾムズ〉。酒を飲みくつろぐ男たちを囲むように据え置かれた巨大な水槽の中で、銀の鱗のタトゥーをきらめかせた全裸の美しい少女たち――マンハッタン・マーメイド――が優雅に泳いでいる。彼女たちはキングズリーによって庇護され、高給を支払われ、豪華なアパートメントをあてがわれる。“キングズリーのマーメイドは処女でなければならない”という、たったひとつの条件のもとに。処女を失う――それはマーメイドが人間の女になるとき。即ち、〈ファゾムズ〉を去るとき。NYきっての若手弁護士デレク・プリンスは、そんなマーメイドたちの中でもひときわ美しいジーニアに恋をした。彼女のどこに触れても、キスをしてもいい。狂いそうなフェラチオをされることも許されている。欲望に猛る彼のモノを、ジーニアの処女に突き立てさえしなければ。だがデレクは、ジーニアの最初で最後の男になりたいという想いを、次第に抑えられなくなっていく――。